ペナン橋は、マレーシアのペナン州にある全長13.5キロメートルの橋で、本土のバターワースとペナン島のゲルゴールをセラタン海峡を渡って結んでいます。この橋は1985年9月14日に開通し、ペナン島とマレー半島を結ぶ初の道路連絡橋です。
マレー語では「Jambatan Pulau Pinang」(ペナン橋)、中国語では「檳威大橋」と呼ばれています。ペナン(中国語名:檳城)とSeberang Perai(中国語名:威省)をつなぐのでこのように呼ばれています。橋の海上部分の長さは8.4キロメートルで、マレーシアで二番目、東南アジアで五番目に長い橋として有名です。
2014年には、二つ目の橋である「スルタン・アブドゥル・ハリム・ムアザム・シャー橋」が開通しました。この橋は全長24キロメートルで、海上部分は16.9キロメートルと、マレーシア最長、さらに東南アジアでも最も長い橋です。この二つ目の橋が建設された背景には、交通量の増加による渋滞の解消が目的としてありました。
ペナン橋は、東南アジア全体で見ても、ブルネイのSultan Haji Omar Ali Saifuddien Bridgeとペナン第二大橋に次ぐ、3番目に長い橋です。
ペナン橋では、ペナン島へ向かう際にのみ通行料金が発生し、島から本土に戻る際には無料で通行できるという効率的なシステムが採用されています。これにより、交通の流れがスムーズに保たれ、渋滞の軽減にも寄与しています。
さらに、ペナン橋を渡る際には、美しい景色を楽しむことができます。晴れた日には、広がる海、遠くの山々、そしてペナン島のシルエットが目の前に広がり、ドライブをより一層楽しめます。この景色は、ペナンの観光でもおすすめのポイントです。
